建材サンプルのチェック [仕上げ材]
住宅を含む建築物の仕上材は重要です。
2003年以降は、
シックハウス症候群を未然に防ぐため、
殆どの新建材がF☆☆☆☆という、
ホルムアルデヒドの揮発量が少ない仕様になりましたが、
基準値よりも少ないというだけで、
施工後、数年以上、揮発し続けている建材もあります。
私の場合は、ホルムアルデヒドの基準値の半分程度で、
頭痛、吐き気、眩暈を感じるし、
それ以外の揮発性有機化合物でも、
体調が悪化するので、
建材サンプルを取り寄せる時には、
F☆☆☆☆だけではなく、
厚生労働省の13物質とTVOCについても、
メーカーに問い合わせることにしています。
しかし、「厚生労働省の13物質を使っていない」接着剤で、
空間除菌はNG!!だから漆喰! [仕上げ材]
これまで、消毒剤の有効かつ安全な空間噴霧方法について、と、空間除菌がNGということは、
科学的に確認が行われた例はありません。
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について
(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
上記リンク先のページの下のほうにある、
5. (補論)空間噴霧について
に明記されています。
4. 空気中のウイルス対策には、
人がいる環境に、とあります。
消毒や除菌効果を謳う商品を空間噴霧して使用することは、
眼、皮膚への付着や吸入による
健康影響のおそれがあることから推奨されていません。
上記の内容を理解している店舗、特に飲食店を応援します!
例えば、
1.空間除菌をしていると称する空気清浄機を不使用。
2.空間除菌グッズを置かない。
そして従業員が、首から下げる空間除菌グッズを身に付けない。
3.店舗入り口に石けんで手を洗える施設がある。
などを徹底している店舗・施設の入り口に、
☆☆☆などのマークが付いた適合証が貼られていれば、
応援しやすい、と思うのです。
空間除菌に近い考え方の製品で、
脱プラ:ペンキ→漆喰塗り [仕上げ材]
水性塗料からの揮発物質で、
化学物質過敏症が悪化した者としては、
水性塗料でも成分が気になるし、
日本の高温多湿という気候風土を考えると、
やっぱり、漆喰が良いと思うのです。
木摺り(きずり)土壁・・・が理想ですが、
樹脂が入っていなければ、
プラスターボード(石膏ボード)+下地処理、
もしくは、
シールタイプの漆喰タイル ♪ [仕上げ材]
調湿性、ウィルスの制菌性、
生活臭の消臭性が良い仕上げ材、
それは漆喰・・・
でも、自力で施工するのは難しい・・・
と思っていたのですが、
シール付きのタイルを見つけました。
ハルカラット/ 通常シールタイプ「10枚セット」
ハルカラット/貼ってはがせるシールタイプ「10枚セット」
無垢の木と 漆喰仕上げと 障子紙 [仕上げ材]
築80年くらいの、
良い状態を保っている木造住宅には、
棟梁が選んだ無垢材の構造材、
木刷り+漆喰の壁、畳、
無垢材のフローリング(縁甲板張りも)、
障子紙や襖紙が張られた建具・・・
高気密高断熱ではないけれど、
木刷り+漆喰、畳、紙による調湿性能は、
近頃の住宅とは比較にならないと思います。
因みに、近頃の住宅は、
壁紙に静電気で埃? [仕上げ材]
一般的な壁紙の素材は、
塩ビ(塩化ビニール)です。
つまり、プラスティックです。
プラスティックなら、
静電気が起きて埃が付きやすいと思います。
自宅を改修する場合や、
自宅を新築する場合には、
【脱プラ】を検討してみてはいかがでしょうか。
一般的な住宅の壁仕上げに、
塩ビ壁紙が使われているのは、
塗装とは何?塗料とは何? [仕上げ材]
現場監理補助~現場監理を10年以上経験して、
水性塗料(※1)で化学物質過敏症が悪化して、
2003年のそれをきっかけに、
化学物質過敏症でも使える建材を模索して、
15年以上の月日が経過しました・・・
それぞれの立場で違う意見があると思いますが、
塗装工事とは何か、塗料とは何かと、
自分の考えをまとめてみました。
まず、塗装工事とは、塗料を塗る工事です。
そして、塗料(ペンキ)とは、何かをコーティングすること。
例えば、チョコレートや砂糖で覆ったケーキは、
コーティングすることによって、
外部(空気)から内部(ケーキ)を保護します。
それによって、乾燥から守ったり、
内部の美味しさを揮発させないようにします。
塗料も似ていますが、
ニオイよりも、成分をチェック!(塗料) [仕上げ材]
化学物質過敏症の場合だけでなく、
シックハウス対策の塗料として、
水性塗料なら問題が無いとされる場合があります。
でも、水性塗料であっても、
その成分は・・・
過去の記事:水性塗料はメーカー指定で。(漆喰がオススメ)
https://canary-nyan-home.blog.ss-blog.jp/2019-03-17
そして、時々、
「ニオイが少ない塗料」
という水性塗料があります。
その場合でも、成分をチェックしないと・・・
ニオイが少ない=有害な成分を含まない
本当の無垢材と、見せかけの無垢材 [仕上げ材]
最近のフローリングは、
合板の表面に塗装した紙やフィルムを貼った
複合フローリングが主流です。
でも時々、3㎜とか5㎜の無垢材を貼った
複合フローリングも見かけます。
なぜ、複合フローリングが主流になったかというと、
安くて、丈夫で、見かけが良くて、手入れが楽で、
色も自在だし、反らないし、縮まないし・・・
表面保護には、イソシアネートの複合体である、
ポリウレタン樹脂が使われていることが多いです。
そして、表面材とワックスの成分によっては、
シックハウスの原因になる可能性があります。
でも、複合フローリングは、
無垢材のフローリングに比べると、
調湿能力はないし、断熱能力も低い・・・
因みに自宅の1室には、
厚さ30㎜の杉フローリングを張りました。
過去の記事:あこがれの杉フローリング♪(かなりあ猫のひとりごと)
https://canary-nyan.blog.so-net.ne.jp/2014-05-25
自然素材なら大丈夫!とは・・・(^^; [仕上げ材]
化学物質過敏症の場合、
自然素材にも反応することがあります。
揮発量が、その人の許容量よりも多かったり、
揮発成分の種類が原因だったり・・・
それから、
自然素材に付着した、ごく微量な成分が、
体調に影響することがあります。
2009年に私が書いた記事から、
シックハウス関連の内容を編集して再掲載します。
自然素材でも…
自然素材を使った住宅が少しずつ増えているようです。
シックハウス症候群に配慮していることが多いですが、
実際のところ、自然素材を使っているということだけでは、
シックハウス症候群を完全に防ぐことはできないと思います。
自然素材+消臭芳香剤(合成香料+合成界面活性剤)