ヒノキチオールより、ピレ*ネオニコ*グリホ* [建材]
自然素材を検討する際に、
揮発性物質に配慮することがあると思います。
たとえば、ヒノキチオールなど。
(日本のヒノキよりも台湾ヒノキやヒバに含有量が多いらしい)
でも最近の建材には、防虫のために、
殺虫剤の成分が添加されているものが増えているので、
カナリア仕様住宅の場合には特に配慮したいです。
なぜならば、化学物質過敏症は、
何かの化学物質に大量に曝露されたり、からです。
または、微量だけれども繰り返し曝露された後に、
発症するとされています。
化学物質過敏症支援センターより引用
https://cssc4188cs.org/free/aboutcs
まず、ピレスロイド系薬剤は、
防蟻剤として使われることが多いです。
除虫菊の成分に似せて合成された薬剤で、
私は、酷い頭痛や思考力低下などの症状が出ます。
蚊が出るこの頃は、
虫よけプレートとして、あちこちの出入口で見られます。
低濃度であれば虫よけになるとのことですが、
ごく微量の殺虫剤成分で体調が悪くなる私としては、
できるだけ避けたい商品です。
断熱材にも添加されている製品があるので、
断熱材使用時には要注意です。
ピレスロイド系薬剤は、
人間への影響は少ないとされていますが、
許容量は人それぞれなので。
そして、防蟻剤として増えているのが、
ネオニコチノイド系薬剤。
これは、EUなどでは発売禁止になっている薬剤で、
日本でも蜂への影響が深刻になっています。
詳細はこちらの書籍が分かりやすいです。
知らずに食べていませんか?
ネオニコチノイド増補改訂版
ピレスロイド系やネオニコチノイド系の薬剤を使わずに、
シロアリ対策するには、ホウ酸系という選択肢があります。
日本ボレイト https://borate.jp/
エコパウダー https://ecopowder.com/
ヒバオイルを使ったヒノキチオールによる防蟻方法もあります。
合板には、接着剤に農薬成分が入っている場合があります。
日本合板工業組合連合会 JAS 防虫処理合板PDFより
http://www.jpma.jp/data/index.html
シフェノトリン(ピレスロイド系)
ビフェントリン(ピレスロイド系)
フェニ トロチオン(有機リン系)
最後に、グリホサートと言えば、
国会議員・発がん性・裁判などがキーワードの除草剤。
根から枯らすタイプなので、
多く使えば地面を通して、近隣への影響もあります。
それに、植物が根から成分を吸い上げて、
葉から成分を揮発させて・・・
空気中にも成分がまき散らされてしまいます。
ごく微量なら、直ちに死ななければ、
直ちに健康に影響が無ければ大丈夫、
というものではないと思うのですが。