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LED照明について [照明]

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2011年(平成23年)の原発事故後、省エネを気にする人が増えて、
LEDが注目されるようになりましたが、
2019年の今でも、
使用時の「省エネ」
という観点だけで注目されているように思います。

生産時と廃棄時の色々な負荷についても、
議論の的になってほしいと思います。

また、「蛍光灯の生産中止」(2015年11月ころ)
というニュースを見て、
すぐに蛍光灯を直管型LEDに替えた人も多いです。

これについては、わかりやすいブログ記事を見つけました。
「2020年に蛍光灯と白熱灯が製造中止になるというわけではない」
https://builmen.net/?p=533

でも、一般照明用LED光源、LED制御装置及びLED照明器具の、
規格が制定されたのは、ほとんどが2013年(平成25年)以降です。
日本工業規格、日本照明工業会規格、日本照明工業会ガイドの一覧
https://www.jlma.or.jp/led/kitei.htm

その頃、規格が制定された時に製造されていたLED照明は・・・?
と、疑問に思っていました。

基本的なLED照明については、わかりやすいサイトへ!
LED照明の特徴と比較
https://electric-facilities.jp/denki3/led.html

最近なら、大手メーカーも色々な種類のLED照明を販売しているし、
主流がLED照明になってきた感じもありますが、
LED照明の一番重要な問題点は、
やはり、ブルーライトだと思います。

最近は、目に刺さるような「眩しさ」を抑えた製品が多くて、
問題にはなりにくいと思うので、
次の問題点は、ちらつき(ノイズ)と電磁波。

先日、設計監理者として、
照明器具取替工事を担当しましたが、
設置後しばらくしてから、お客様から、
「LED照明で体調が悪くなる人がいらっしゃって・・・」
というお話を伺いました。

今回は、LED照明を使用中に、
その方が長時間滞在する場所ではないので、
問題が無いとのことでしたが、
一般家庭では、大問題になります。
もちろん、使用状況によっては、
公共施設でも問題になることがあります。

勤務先には、ブルーライトのライトアップで、
頭痛と眩暈を感じる」
というカナリアセンサー(※1)の持ち主が居るので、
今後も、会社内の共通認識として、
LED照明器具を設置する際の注意点は、
認識するべきだと実感しました。

因みに、自宅のLED照明器具(シーリングライト)は、
1.長時間使用する部屋には設置しない。
(まだ、蛍光灯のシーリングライトは手に入るので)
2.昼白色・白色は避けて、電球色を選ぶ。
3.長時間使用する部屋では、
間接照明のような使い方をする。
4.信頼できるメーカーの製品を選ぶ。
という工夫をしています。

※1 カナリアセンサーとは、
一般的な人(特に健康的な成人男性)よりも、
弱い刺激で体調に異常を感じる人が持つセンサー。

感受性が高いことは、
人にやさしい建物を設計・設計監理するためには、
重要なスキルだと、事務所内で認識が高まってきました♪

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