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カナリア仕様住宅-08(建材の選び方) [カナリア仕様住宅]

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私を含めた化学物質過敏症発症者、
つまり、カナリアさんが快適に住める、
カナリア仕様住宅の模索は続いています。

化学物質過敏症は、
症状も、原因物質も、個人差がとても大きいので、
体調に影響する原因物質と、
それによる症状と、回復方法とは、
自分で見つけることが重要だと思います。

そして、発症直後から数年は、
何に反応しているのか、
という判断が難しい状態が続きます。

私の場合は、
小・中・高・美大でのシックスクール症候群、
そして、就職してからの工事現場での経験があったので、
比較的早く、原因物質に気づくことができました。

それから、私は小学生高学年の頃から、
プラスティックには柔らかくする成分が存在する、
つまり、可塑剤の存在を経験で理解していました。

その経験と、
小さい頃からSFや科学系の本が好きだったこと、
そして、その後、有機化学に関する書籍
【アイザック・アシモフ選集】
〈化学編 第2〉炭素の世界 (1970年)
に出会えたことは、今の私にとっては宝物です。(※1)

そして高校生の頃は、(今思えば)
校舎の増築工事で学習障害がありましたが、
有機化学だけは、予備校の単科を受講したり、
トイレに亀の甲の反応式を貼ったりして、
点数が良かったし、その理解があったから、
化学物質過敏症を自覚してからも、
的確に対応ができていたのだと思います。

基本知識があれば、原因物質にも気づきやすいので、
今後も、的確な知識を身に付けて、
体調に影響が少ない建材を見つけたいと思います。

メーカーなどに問い合わせる時は、
「化学物質過敏症」という単語を使わず、
〇〇で喘息が起きる・・・
△△で頭痛が、眩暈が・・・
というように、具体的な成分と症状を説明すると、
話が通じやすいことが多いです。

最近は、オンラインセミナーが増えたので、
予定を調整しながら受講して、知識を深める予定です。
過去の講習会も参考になります。

2023年2月18日開催・学習会
「脳の発達に影響を与える化学物質とは?
―脳高次機能に対する化学物質の周産期ばく露の影響-」
https://kokumin-kaigi.org/?p=9437

「香害を考える」(2021年7月31日)
https://kokumin-kaigi.org/?p=3998

「子どもの免疫を脅かす有害化学物質
イソシアネート・ビスフェノールA」(2019年7月28日)
https://kokumin-kaigi.org/?p=2978

「香料」にひそむ健康リスク
──化学物質による不調を見極めるために
月刊保団連 2022年3月号
https://hodanren.doc-net.or.jp/books/hodanren22/gekkan/2203.html

※1 過去の記事(かなりあ猫のひとりごと)
化学物質過敏症の誤解-6
https://canary-nyan.blog.ss-blog.jp/2014-05-22

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