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住宅(築40年~)の隙間風対策 [自宅の改修工事]

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現在、私が住んでいる住宅は、
築40年以上が経過した建物ですが、
1級建築士だった父が設計した建物で、
私が15年前に化学物質過敏症を発症してからは(する前もちょっと?)
イロイロと不具合があるものの、
近年の一般仕様住宅に比べれば、工夫して住める住宅です。

しかし、近隣の環境が少しずつ変わるにつれて、
(【香害】問題、除草剤、歩きたばこの副流煙・・・(^^;)
やっぱり、補修だけではなく、
改修しないと住めないのが現状。

外部からの影響は、風向きによって大きく違います。
産業廃棄物処理場の火災時、
半径10㎞以内で風下側の化学物質過敏症さん宅では、
多かれ少なかれ、影響が出たことも考慮したいです。

隙間風対策のポイントは、アルミサッシの気密性です。
外気がマシだった頃は、
隙間に炭のシートを入れる程度で、
何とかなっていたのですが、
最近、それでは足りないことを実感しました。

ということで、やっぱり、
アルミサッシを最新のものに変えることにしたのです。

最近は、各社からリフォーム用のアルミサッシが、
毎年のようにレベルアップして発売されています。
(工務店さんによって、取り寄せやすさや知識等が違うので、要相談で)

一番新しいのは、TOSTEM のリプラス。
お手軽なのは、TOSTEM のインプラス。
LIXIL の窓リフォーム一覧で、詳細が見られます。
https://www.lixil.co.jp/lineup/window/reform/

化学物質過敏症の場合、
樹脂サッシは避けたい・・・
でも、工事費、冷暖房のランニングコスト、
そして結露対策などを考慮すると、
樹脂サッシになってしまう・・・ような気がします。

その場合には、工務店さんにお願いして、
商品を取り寄せて、開梱してから、
設置前の数週間(1週間~1か月)は、
空気が良い(悪くない)場所で風にさらす。
という方法があります。

そして、設置後しばらくの間は、
カーテンや要らない布(シーツや毛布)などで覆う。
という方法があります。

やっぱり、それでも、
「樹脂の可塑剤に負けるから採用したくない」という人には、
既存アルミサッシの屋外側に、
外付けアルミサッシを設置する方法があります。

三協アルミ 外付カバーサッシ アルメイク
http://alumi.st-grp.co.jp/products/reform/alumake/index.html

この製品は、設置場所によっては、
工事費がとても高くなる可能性があります。
設置の可否と、工事費については工務店さんと要相談です。

工務店さんによっては、
サッシメーカー(に限らずメーカー全般)に、
得手不得手がある場合があります。
数種類のメーカー製品についての知識と経験がある、
建具業者さんと相談するのが良いです。

工事費が潤沢にある場合は、
屋外側に気密性が高いアルミサッシを設置して、
内側には、木製ガラス窓を設置する方法があります。

その場合は、
隙間風をより少なくなるような納まりにしたいから、
設計者として納まり図を描いて、
建具業者さんに施工図を描いてもらって、
納まりを確認したいところです。


過去の記事(かなりあ猫のひとりごと)
住宅(築40年~)の隙間風対策-1(炭シート)
https://canary-nyan.blog.so-net.ne.jp/2018-04-08
住宅(築40年~)の隙間風対策-2(マスカー)
https://canary-nyan.blog.so-net.ne.jp/2018-04-13
住宅(築40年~)の隙間風対策-3(カバー工法サッシ)
https://canary-nyan.blog.so-net.ne.jp/2018-04-15
住宅(築40年~)の隙間風対策-4(外付け工法サッシ)
https://canary-nyan.blog.so-net.ne.jp/2018-04-20
住宅(築40年~)の隙間風対策-5(換気扇)
https://canary-nyan.blog.so-net.ne.jp/2018-04-22

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